2009年 04月 07日
まず、私が着付けについて、 何も分からなかった時に思っていたこと。 「目で見て確認しずらい背中に手をまわして帯を結ぶんだ・・・」 「後ろで結んだり、帯枕を背中にあてたりって、 慣れない腕の動きをするから、腕が痛くなってきちゃった・・・」 そんな気持ちでいました。 できれば、ちゃんと目で見てしっかりと確認しながら結べるように、前で結ぶカタチがいいな・・・ 浴衣の半幅帯を結ぶ時には、前で結んで後ろへまわしますよね。 「浴衣だったら自分で着れる!」という方は、意外といらっしゃるんです。 それはきっと、「前で結べるから」「簡単だから」。 名古屋帯を結ぶよりも、カジュアルで簡単なイメージがあるからだと思うのです。 なので、まずは「前で結ぶ」こと。 最も優先して考えました。 そして次に思ったこと。 慣れないうちは、いろんなところに気を取られてしまうから、 帯をカラダに一生懸命巻いているうちに、 自分の足に長い帯が絡み付いてしまったり、踏んでしまったり・・・ 足元にあまっている帯を気にしながら、カラダに帯を2回まわしていく・・・ 当時の私は、それも「大変だなぁ・・・・」と感じていた理由のひとつでした。 なので、それも解決できるような帯結びだったらいいな。 ちゃんと目で見て確認できて、後ろに手をまわすような無理な姿勢にならなくてすむように、 まずは「前で結ぶ」こと。 そして、「ぐるぐると帯をカラダに回さない」ということ。 この2つを最初のテーマとして、帯結びを考えるところから始めました。 つづく ■◇ ファブリック帯の本 ◇■ ・その1 ・その2 ・その3 ・その4 ・その5 ・その6
by kimono5555
| 2009-04-07 12:06
| スタッフ徒然
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